日産の「スカイライン」という存在

日産の「スカイライン」という存在

アヘッド 日産の「スカイライン」という存在

1970年式ハコスカ

アヘッド 日産の「スカイライン」という存在

1972年式ケンメリ


日本人にとってスカイラインは、高性能車の代名詞的な存在である。スカイラインGTの誕生以降、レースでの活躍と連動してブランドイメージを飛躍的に高めた。

特徴のひとつは、長い間、排気量の上限は2.0リットル、エンジンレイアウトは直列6気筒にこだわり続けたことだ。小型車枠の中で最高、最良のクルマを追求し続けたのだ。

そのために日本初、世界初の高度なメカニズムやアイテムを積極的に採用している。走りのポテンシャルを高めるだけでなく、快適で安心感のあるユーザーフレンドリーなクルマを実現するためにも新技術を積極的に導入した。

便利なトランクオープナーやドライブガイド、減衰力調整式のアジャスタブルショックアブソーバーなどは、スカイラインが最初に採用した装備だ。

歴代のスカイラインは運転するのが楽しいだけでなく、設計者と対話できるクルマとしての顔も持っている。これはスカイラインの魅力のひとつだ。運転していると、設計者の思い入れや設計哲学を感じ取ることができる。安全に、気持ちよく走るクルマに育てるため、開発者は徹底的なこだわりを見せた。

GTを名乗っているだけに、スカイラインはロングドライブでも疲れを誘わない。高性能車だが、乗り手に優しいクルマだ。モデルチェンジのたびに快適性と安全性を引き上げ、冷や汗をかかない大人のスポーツセダンへと成長している。

アヘッド 日産の「スカイライン」という存在

21世紀になり、スカイラインは直列6気筒エンジンと決別した。世界を意識して排気量も拡大している。当然、直列6気筒エンジンと丸型テールランプを信奉する熱狂的なファンからは「スカイラインらしくなくなった」という声があがった。

だが、最新のV37型スカイラインを運転してみると、スカイラインのDNAとスピリットを感じる。ちょっと荒削りだが、ワクワクする楽しさは健在だ。ただし、日本のファンに対する「愛情とこだわり」が希薄になったことは否めない。

皆が期待しているのは、メイド・イン・ジャパンの誇りを掲げ、日本人を第一に考えた「愛のスカイライン」である。走りにしてもデザインにしても、期待を大きく上回るクルマでないと認めてくれない。日本刀のような、日本発信の独創のスポーツセダン、それがスカイラインだ。

●V37型スカイライン
(350GT HYBRID/2WD)
車両本体価格:¥4,624,560(税込)
全長×全幅×全高(㎜):
4,790×1,820×1,440
車両重量:1,760㎏ 定員:5人
エンジン:DOHC・V型6気筒
総排気量:3,498cc
【エンジン】最高出力:225kW(306ps)/6,800rpm 最大トルク:350Nm(35.7kgm)/ 5,000rpm
【モーター】最高出力:50kW(68ps)
最大トルク:290Nm(29.6kgm)
JC08モード燃費:18.4㎞/ℓ

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