今から目指せる甲子園

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アヘッド 今から目指せる甲子園
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▶︎クルマを思い通りに動かすことに熱中する子どもたち。この真剣な表情が日本の自動車文化の未来につながるのではないだろうか。
ちなみに今回のレースの観客は最終的に9,000人を超えたという。


そんな想いを巡らせながら「ミニッツカップファイナル」が開催される横浜の日産グローバル本社に向かった。このイベントは、全国のブロックで勝ち上がってきたドライバー達による日本一決定戦。いわば「ミニッツ使いの甲子園」である。

その中でメディア対抗レースが行われるのだ。本格的なRCレースには縁はなかったが、親しみのあるミニッツを使うということもあり軽い気持ちでエントリーした。しかし案内された選手控室に入った瞬間、ピンと張り詰めた空気に驚いた。

「今日は女性やビギナー大歓迎のエキシビジョンレースですから」と話す京商の矢嶋さんの言葉も上の空。入念に最終調整している選手達の真剣な姿はかなりのベテランにしか見えない。

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さらに緊張感が増したのはサーキットを見た時だ。日産の最新モデルが並ぶショールームの一角、二階の通路からもよく見える場所に華やかなサーキットが設営されていたのだ。すでに多くのギャラリーが周りを囲んでいる。子どもたちの期待に満ちた顔がまぶしい。

この大観衆の前で稚拙な操縦技術を披露するなんて、まるで罰ゲームじゃないか。そんな自虐的な気持ちも練習走行が始まると少し落ち着いた。なぜなら似たようなレベルの人が数人いたからだ。走行終了後には苦笑いを交わしてお互いのキズを舐め合い、午後の決勝レースに挑んだ。

ルールはいたってシンプル。3分でコースを何周できるかというものだ。決勝レースは不甲斐ないドライブでいともあっけなく終わったが、驚いたのは疲労度の大きさ。数分間の走りに集中することがこんなに疲れるとは思わなかった。6分間の激しいレースをこなすトップドライバーの集中力には敬意すら感じる。

「この緊張感って、初めてサーキット走行会に参加した時みたいなものですかね」と同行したaheadスタッフ。確かに似ている。そういえばサーキットを走り初めた頃は、周りの人がみな速そうに見えてメチャメチャ緊張したっけ。ということは実車と同じように何度も通って練習すれば、あの人達に近付けるということじゃないか。トップランカーとつながる道が少し見えたような気がした。

その意識を持ちつつ上位選手の走りを見ながら空想のプロポを動かし、イメトレしてみる。すると一瞬シンクロしたような気がした。実際のバイクやクルマのレースはハードルが高いが、自宅でも練習できるミニッツなら努力次第でこの〝甲子園〟に挑戦できる。そう思えた瞬間だ。

若い選手に混ざって同世代の選手が少なくないことも現実的な気持ちにさせてくれる。机の隅に置きっぱなしの時間が長いMyミニッツ。これからはもっと走る時間が増えそうだ。

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▶︎aheadカラーに仕上げられた日産フェアレディ240Z-L。タイヤやサスペンションなどのオプションパーツが豊富な事もミニッツの魅力。全国にサーキットショップが存在する。京商ミニッツ:www.kyosho.com

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text:横田和彦/Kazuhiko Yokota
1968年生まれ。16歳で原付免許を取得。その後中型、限定解除へと進み50ccからリッターオーバーまで数多くのバイクやサイドカーを乗り継ぐ。現在はさまざまな2輪媒体で執筆するフリーライターとして活動中。大のスポーツライディング好きで、KTM390CUPなどの草レース参戦も楽しんでいる。

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