新井敏弘監修 勝つための鋳造ホイール、WORK M.C.O Racingとは?

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世間一般の鋳造ホイールのイメージと言えば、「安い」「重い」「ドレスアップ用」と偏りがちと考えらます。
しかし、CarMeでは過去、鋳造ホイールがモータースポーツシーンで活躍していることをレポートしてまいりました。
その結びの章として本稿では、具体的な製品を紹介したいと思います。

Chapter
ルーツはラリーにあり?
MCO Racing TYPE CS ディテール
機能面への細かいこだわり
MCO Racing Type CS ギャラリー

ルーツはラリーにあり?

今回CarMe編集部が最強鋳造ホイールとして紹介するのこちらのモデル、
国内有数のホイールサプライヤーとして知られるワークがリリースする、M.C.O(モーター・コンセプト・ワン)Racingです。
同社のラインナップの中では、もっともスポーツ性の高いブランドというポジションを担っています。


その開発には、世界的なラリードライバーとして知られ、サーキット競技でも活躍している新井敏弘選手がアドバイザーとして参加。ラリー競技用としてリリースされている「104A」は、タフな使用環境となるコンペティション・ユースに相応しい耐久性と剛性を実現し、モータースポーツユーザーから幅広い支持を集めています。

MCO Racing TYPE CS ディテール

市販モデルとなる「Type CS」は、そんな104Aがモータースポーツで獲得したフィードバックを活かしてロードユース向けに最適化したモデル。耐久性や剛性に加え、軽量化にも配慮することで高性能モデルの足下を飾るフットギアとしてジャストフィットするキャラクターが与えられています。
そのディスク部には、見るからに機能的な10スポークデザインを採用。引き締まった細身のスポークは、スポーツホイールに不可欠な強度、剛性が確保できる形状になっているほか、コンペティティブなテイストもアピールされています。
また、センターコーン部は十分な強度を保ちながら深く掘り下げる形状として軽量化も実現。同時に立体感を演出することで、ドレスアップ的な要素も期待できます。
その意味では、リムエンドからセンター部にいたるコンケイブ形状も見逃せないポイントといえるでしょう。

特にインセット値が小さい大径モデルともなれば、立体感は相当なもの。スパルタンな風情に裏打ちされた、押しの強さも魅力のひとつとなっています。

機能面への細かいこだわり

もちろん、モータースポーツを意識したモデルだけに機能への配慮も十二分。
たとえば、ナットホールがセンターコーン部にかからない形状となっているのはホイール脱着の作業性を重視した結果。
また、タイヤとの接触面にはショットブラスト加工を採用。大パワー車の強力な駆動によるタイヤズレの発生を防止しています。
そして、ラリー競技で得たノウハウから生まれたリム形状は優れた強度と剛性を獲得。ちなみに、この部分には軽量化と高強度を両立するためワーク自慢のフローフォーミング製法が採用されています。
最強の鋳造の所以はまさにここ。鍛造に負けず劣らずの強度・軽さはこうして生まれます。
気になるサイズバリエーションですが、15~18インチまでをラインナップ。ディスクカラーはホワイト、マットブラック、ブラッディーレッドの3色から選べますが、一部のコンペティション用についてはホワイトのみ。
その点も含め、基本的にソリッドカラーのみの設定となっているあたりにもスポーツ志向の徹底ぶりがうかがえるホイールなのです。

MCO Racing Type CS ギャラリー

商品詳細