クルマをイジる、楽しさ広がる。
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スーパースポーツ専用タイヤ クムホ ECSTA PS91。モータージャーナリスト、斎藤 聡氏の評価は?

尖りすぎない性能が、狭いワインディングでも気持ちいい

ワインディングロードに持ち込んでみると、マイルドな乗り味とは裏腹に、腰があり剛性不足を感じることはありません。

ハンドルを切り出した時の応答は、相変わらずマイルドですが、じつはこれがちょうど心地よい具合になっています。

狭いワインディングロードだと、シャキシャキ威勢よく動くタイヤよりも、ハンドル操作に正確に反応してくれるタイヤが乗りやすく感じます。その点で、ECSTA PS91は狭いワインディングを気持ちよく走ることができました。

感心したのは、修正舵が極めて少なかったことです。ハンドルを切り出し、戻し、また切るといった無駄な操作がほとんど必要ありません。スッとハンドルを切り込んでいってコーナー立ち上がりでハンドルを戻す。そんなスムーズな走りが、ハイペースドライブでも自然と出来てしまうのです。

もちろんボクスターの出来もいいのですが、タイヤが無駄な動きをしないので、足回りの良さがちゃんと引き出せたということです。

雨の上がった一般道に降りてみると、低速域でも滑らかな乗り心地を感じることができました。

ケースの剛性感や適度なダンピングの強さはありますが、乗り味は全体的にマイルドで、路面の補修跡や突起などを踏んでも硬質なゴツゴツした突き上げがない点に好感が持てます。ふと35偏平だったことを思い出し、柔軟な乗り心地に改めて感心しました。

ECSTA PS91をひと言でいうとすれば、『走りやすいスーパースポーツカー用タイヤ』。
クルマが思い通りに動いてくれる楽しさを持ったタイヤです。

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