BBSジャパンの「飽くなきこだわり」にBBSホイールの高い品質の理由を見た!

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世界に冠たる高品質ホイール「BBS」の鍛造ホイールはBBSジャパンから1本1本、丹念に丁寧に生み出されています。
CarMe編集部は数回にわたってその生まれ故郷・富山県高岡市の本社工場を見学、そこでわかったのは、BBSジャパンのホイールへの飽くなきこだわりでした。
今回は、開発陣にこだわりについてさらに詳しくお話を伺いました。
Chapter
エアバルブの“重さ”を逃す驚きの方法
バフがけの光沢にも違いが!
BBSジャパンのホイールには高度なノウハウが秘められている

エアバルブの“重さ”を逃す驚きの方法

BBSジャパンが製造する鍛造ホイールの高品質を支えるヒミツを、
ホイール開発担当の技術部部長 村上貴志氏(左) 技術課課長 横川貴行氏(右)にお聞きしてみましょう。


———こだわりのポイントを教えてください
「はい。『カウンターウェイト』ですね。タイヤに空気を入れるバルブをホイールに着けるのですが、このバルブの重さがわずかでも重り(ウェイト)になってしまうのですね。ホイールを回した時、バルブのある部分だけが偏心します。その偏心を抑えるために、バルブと反対側、対角線上にバルブと同量の重りをつけます。これを、カウンターウェイトと言います」


———確かにそれでしたら相殺されますよね。重さはどのくらいですか?

「ウェイトの重量は製品によります。アフターマーケット向けですと、20〜30gほどです」

———20gというと10円2玉枚ほど!そんなわずかな重さでも、偏心を抑えるために着けるのですね。では、どのようにしてウェイトを着けるのですか?

「例えば意匠の窪み量を減らして盛ることがあります。そこがカウンターウェイトになります(と、製品を指差す)」
———あっ、本当だ!これはすごい!意匠面がウエイトの部分だけ凹みが少ないですね。でも言われないと全く気がつきません。


「そのほかに、意匠面を盛りたくない、変化させたくない場合は、バルブの重さ分、ホイールのバルブ周辺をわずかに削ることもあります。10gほどです。足し算引き算の考え方ですね」
———なるほど!目からウロコです。バルブ自体の重さを打ち消すためにホイール側を削って相殺するとは!しかもわずか10g。すごいこだわりです。

バフがけの光沢にも違いが!

———他にも、これはすごい、というポイントを教えてください。

「はい、現在ではOEM製品のみで施されている技術にでありますが、特にホイール表面に『バフ』を行った際の光沢の具合、鏡面の具合がとてもキレイだなと実感します。バフ、加飾加工では材料や製法がしっかりしていないと、最終の仕上がりが違ってきます。BBSのバフはすごいね、と評価を頂くこともあります」
———バフとはいわゆる「バフがけ」でホイールを鏡のような面に磨くことですね。確かに、まるで鏡のようです。

「あとは、レース用と一部の市販モデルでは、タイヤとホイールの間に滑り止め加工『アンチスリップペイント』を施すなどしています。アンチスリップペイントによって、タイヤとホイールの空転を防ぐことができます。フランジ面までペイントを施していますので高い効果があります。」
ちなみにBBSの市販モデルRI-Aは「SUPER GT」に投入されるホイールと全く同じ思想で開発されたレース仕様のアルミ鍛造1ピースホイールです。このように、BBSのホイールにはF1やSUPER GT、WRCなどの極限状態で鍛え上げられた技術がフィードバックされていることも大きな特長となっています。


BBSジャパンのホイールには高度なノウハウが秘められている

わずかな重量でも偏心させないためのアイデアと技術、そしてモータースポーツからのフィードバックなど、BBSジャパンの鍛造ホイールに秘められた高い技術とノウハウを知ることができました。
驚いたのはこうしたこだわりポイントについて、開発陣は「ごく当たり前のことなので、特別と思っていませんでした」と語られていたことでした。つまりそれは、高品質なホイールを開発するための高い見識と技術が、開発陣に常に備わっていることを示している証といえるでしょう。

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